松浦晋二郎ブログ(連絡先:ivishfk31@gmail.com)

2017年2月から4月まで松浦晋二郎は千田有紀の論文に「千田の博士論文」と「千田の博士論文ではない論文」という全く同一タイトルの2つの異なる論文が存在する事実を知らずに後者を前者であると勘違いしてブログ記事を執筆していた。ところが千田は松浦が上記勘違いをして記事を書いている事実を松浦に教えずに黙ってじっと見ていて松浦のブログ記事数がたまったところで同年4月下旬名誉毀損を理由に提訴した。千田は自己の意思で千田の主張する「名誉毀損」の「損害」を自ら拡大させ続けた。

★家族みんなで仲良く暮らすのは、ゴキブリのように身を寄せ合って暮らすこと★東京大学名誉教授 上野千鶴子

★家族みんなで仲良く暮らすのは、ゴキブリのように身を寄せ合って暮らすこと★
東京大学名誉教授 上野千鶴子

 ニューヨーク州北部、コーネル大学のあるイサカは、庭先にリスがやってくる自然に恵まれた町である。そこに日本語教授法の大家として知られる60代のエレノア・ジョーダン先生が住んでいた。日本人の英語学習法の欠陥を知りつくし、日本人向けの英語の集中コースを開講していたジョーダン先生は、クラスの受講生全員を集めて自宅でパーティをやってくれた。いまから20年も前のことである。
 家族連れで来ていたわたしのクラスメイトが(もちろん男性だ)、帰ってきてからこう言った。
「あんな大きな家にひとりで住んでるのか。さみしいよな」
 わたしはプッツン来た。大きなお世話だ。
 アメリカのキャリア女性の例にもれず、彼女も離婚経験者だった。子どもたちを育てあげ、大邸宅にひとり暮らし。うらやむことはあっても、同情する必要なんてあるだろうか。
 その後も、一戸建ての住宅で、同じようなシングルライフを送っている高齢の女性に何人も会った。車いすでも移動が容易なゆったりした家のつくりや全室温度差のない暖房設備(当時はセントラルヒーティングということばさえ知らなかった!)は、20年以上前の日本人にとっては垂涎の的だったはずだ。これらは、日本でもようやく高齢者住宅のスタンダードになってきたが、家が広くて困ることなどなにもない。メンテナンスがたいへんなら外注すればすむ話だ。
 ゴキブリのように身を寄せ合って暮らすことを、「さみしくない」のとカンちがいする貧乏性は、たいがいにしてもらいたい。高齢者のひとり暮らしを、「おさみしいでしょうに」と言うのは、もうやめにしたほうがよい。とりわけ、本人がそのライフスタイルを選んでいる場合には、まったくよけいなお世話というものだ。
 先にデータで示したように、高齢者のひとり世帯は増えている。どうせ住むなら、建て付けの悪いアパートより、セントラルヒーティングの備わった一戸建てで暮らすほうが(経済的な問題さえクリアできれば)豊かではないか。

上野千鶴子著『おひとりさまの老後』法研、42―43ページ)

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コメント:

上野千鶴子の家族観がよくわかる文章です。