松浦晋二郎ブログ1(連絡先:ivishfk31@gmail.com)

2017年2月から4月まで松浦晋二郎は千田有紀の論文に「千田の博士論文」と「千田の博士論文ではない論文」という全く同一タイトルの2つの異なる論文が存在する事実を知らずに後者を前者であると勘違いしてブログ記事を執筆していた。ところが千田は松浦が上記勘違いをして記事を書いている事実を松浦に教えずに黙ってじっと見ていて松浦のブログ記事数がたまったところで同年4月下旬名誉毀損を理由に提訴した。千田は自己の意思で千田の主張する「名誉毀損」の「損害」を自ら拡大させ続けた。

◎千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(14)米村昭二氏が発見した小山隆「大家族」概念についての研究成果を無断利用し千田自身の研究成果として記述。千田博士論文118頁

米村昭二氏は論文『家族研究の動向』(社会学評論)(注1)33-34頁において小山隆の大家族制に関して次のように書いています(傍線部分):

 

大家族制についても「広く大家族とは、親子中心の家族であるが、ここに問題とする大家族とは、単に家長の直系尊卑属の結合だけでなく、更に傍系親族をも共に併せた広い範囲の血縁共同体である」(「越中五箇山及び飛弾白川地方に於ける家族構成の研究」『高岡高商研究論集』六ノ二、九九頁、一九三五)と一箇所に規定しているだけである。

 

つまり米村氏は、

【事実1】小山隆氏の「大家族」の定義が上記の定義である事実、

及び、

【事実2】小山隆氏が上記「大家族」の定義を「越中五箇山及び飛弾白川地方に於ける家族構成の研究」という論文に一箇所規定しているだけである事実、

を指摘しています。

 

この点、千田有紀氏の博士論文118頁では、小山隆氏の「大家族」の定義について次のように言及しています(傍線部分):

 

 「越中五箇山及び飛騨白川地方に於ける家族構成の研究」(1935)において、大家族の問題は「広く大家族とは、親子中心の家族であるが、ここに問題とする大家族とは、単に家長の直系尊卑属の結合だけでなく、更に傍系親族をお〔ママ〕も共に併せた広い範囲の血縁共同体である」(小山[1935→1988:38])という箇所がみうけられる程度である。

 

このように千田氏も、博士論文において、

【事実1】小山隆氏の「大家族」の定義が上記の定義である事実、

及び

【事実2】小山隆氏が上記「大家族」の定義を「越中五箇山及び飛弾白川地方に於ける家族構成の研究」という論文に一箇所規定しているだけである事実、

を指摘しています。

 

しかし、

【事実2】小山隆氏が上記「大家族」の定義を「越中五箇山及び飛弾白川地方に於ける家族構成の研究」という論文に一箇所規定しているだけである事実、

を発見したのは米村氏であり、米村氏の研究成果です。

 

千田氏は上記【事実2】が米村氏の研究成果によるものである事実を博士論文の中で指摘せずに、千田氏自身の研究成果として記述しています。

 

千田氏は上記【事実2】が米村氏の研究成果によるものである事実を博士論文の中で指摘すべきでした(注2)。

 

千田氏の上記行為を学術の世界で何と呼ぶのでしょうか?

 

【注】

注1

米村 昭二『家族研究の動向 ーー戦前戦中におけるーー』社会学評論1977 年 28 巻 2 号 p. 29-52

(下記URLよりダウンロードできます)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr1950/28/2/28_2_29/_article/-char/ja

 

(注2)

 千田有紀著『女性学/男性学』(2009年、岩波書店)169頁において、千田氏は自分の大学院時代について次のように書いています(傍線部分):

 

大学院時代にお世話になった元指導教員の上野千鶴子先生。・・・『とくべつに指導はしない』と公言されている先生のもとで、本当に自由にやらせてもらいました

 

千田氏は、何を、「本当に自由に」やらせてもらった、のでしょうか?


 

【注意:本記事は個人的見解・感想を述べたに過ぎず、特定個人について特定の断定的・否定的評価を下し対世的に確定する趣旨ではありません。人によって物の見方、感じ方はさまざまです。】