松浦晋二郎ブログ

民事訴訟は私人間の権利義務を私的自治の範囲内で自由に処分する場であり学問上の真理を確定するための場ではないので民事訴訟と学問上の真理確定とは無関係である。従って自己の著書論文に多数の学問的間違いを書いている学者が、自己の著書論文の学問的間違いを指摘した相手のことを恨み、名誉毀損を理由に民事訴訟で当該相手を訴えて恫喝し無理やり相手に「謝罪文」を書かせてみても学問上の真理を自己に有利に書き換えることは不可能/東大文学部卒業。同志社ロー修了/行政書士試験合格/連絡先ivishfk31@gmail.com

千田有紀著『女性学/男性学』を読む 千田氏は廣松渉氏の発言の出典を明示せよ

千田有紀氏は著書『ヒューマニティーズ 女性学/男性学』(岩波書店)の「はじめに」ⅵ頁からⅶ頁にかけて哲学者・廣松渉氏の発言を紹介したうえで当該発言を「典型的な誤謬(間違い)」と書いて廣松氏を批判しています。

 

しかし同書では、廣松氏が当該発言を行ったとされている出典が明示されていないので読者は廣松氏が本当に当該発言を行ったのかどうかについて事実関係の確認ができません。

 

千田氏は廣松発言の出典を明示すべきです。

 

学者ともあろう者が、出典を明示せずに、すでに故人となった高名な男性哲学者の発言を「典型的な誤謬(間違い)」と著書に書く行為はフェアではありません。

 

仮に同書で紹介されている廣松氏の発言を廣松氏が実際に行っていたとしても、同書で紹介されている廣松氏の発言部分が、廣松氏の行った発言のすべてでしょうか?

 

本書で紹介されている廣松氏の発言以外に、廣松氏側からの反論や新たな主張などは、一切、存在しなかったのでしょうか?

 

疑問は尽きません。

 

千田氏は廣松発言の出典を明示すべきです。