松浦晋二郎ブログ

民事訴訟は私人間の権利義務を私的自治の範囲内で自由に処分する場であり学問上の真理を確定するための場ではないので民事訴訟と学問上の真理確定とは無関係である。従って自己の著書論文に多数の学問的間違いを書いている学者が、自己の著書論文の学問的間違いを指摘した相手のことを恨み、名誉毀損を理由に民事訴訟で当該相手を訴えて恫喝し無理やり相手に「謝罪文」を書かせてみても学問上の真理を自己に有利に書き換えることは不可能/東大文学部卒業。同志社ロー修了/行政書士試験合格/連絡先ivishfk31@gmail.com

〔井上武史氏に批判噴出〕楾大樹弁護士:井上武史氏が、拙著に「国民を檻に入れる」と書いてあるかのようなツイートしたため、このような誤解が広まってしまい、大変迷惑しています。

広島弁護士会所属の楾(はんどう)大樹弁護士が著書『おりとライオン』を書かれました。

国家権力をライオンに例えて、ライオンである国家権力を憲法という檻に入れて国民の人権を保障するという立憲主義の基本を書かれた著書のようです。

国家権力はライオン、憲法は檻 絵本で立憲主義を易しく 人気の解説書を元に出版:朝日新聞デジタル

ところが井上武史氏(憲法学)が、楾弁護士の同著書について「国民を檻に入れる」と書いてあるかのようなツイートをしたため楾弁護士が大変迷惑している、とのことです:

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https://twitter.com/inotake77/status/1064870754561314816

井上武史氏の上記ツイートについて批判が噴出しています:

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私も以前、集団的自衛権に関して井上武史氏とインタネット上で議論したことがありますが、井上氏は憲法によって国家権力を縛る、という立憲主義の発想が希薄な学者さんで、国家権力に対する全幅の信頼を置いた学者さん、という印象を強く受けました。井上氏は集団的自衛権合憲説に立たれていて、しかもその主な理由づけは、憲法集団的自衛権を禁止する明文規定が存在しないから合憲であるという、頭を使わない、中身スッカラカンの、驚くべき理由づけでした。私が集団的自衛権違憲説の立場から憲法の平和主義について問題にすると、井上氏は、平和主義といっても具体的な意味内容は不明確であるとの趣旨を述べ、平和主義をせせら笑っていました。「喉元を過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったもので、戦後70年以上が経つと、憲法学者ですら憲法によって国家権力を縛るという立憲主義の基本を忘却し、国家権力に対する全幅の信頼を置くようになるようです。人間というものは、愚かな、悲しい生き物です。

 

 こういう↓悲惨な歴史を忘れてはいけません:

NHK・ETV特集「戦争は罪悪である ~ある仏教者の名誉回復~」/竹中彰元(たけなかしょうげん) – @動画