松浦晋二郎ブログ1(連絡先:ivishfk31@gmail.com)

2017年2月から4月まで松浦晋二郎は千田有紀の論文に「千田の博士論文」と「千田の博士論文ではない論文」という全く同一タイトルの2つの異なる論文が存在する事実を知らずに後者を前者であると勘違いしてブログ記事を執筆していた。ところが千田は松浦が上記勘違いをして記事を書いている事実を松浦に教えずに黙ってじっと見ていて松浦のブログ記事数がたまったところで同年4月下旬名誉毀損を理由に提訴した。千田は自己の意思で千田の主張する「名誉毀損」の「損害」を自ら拡大させ続けた。

小倉秀夫弁護士:性的搾取と性的消費 2018/10/08

 

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小倉秀夫弁護士は上記記事において次のように指摘されています(青字部分):

 

社会学者やフェミニストの方々は「性的搾取」「性的消費」という言葉を糾弾的な意味でよく用います。ただ、独自の用語について定義を示すことによって批判を受けやすくするという文化が乏しいようで、その意味するところは必ずしも明確ではありません。

 

小倉弁護士が指摘しているように「独自の用語について定義を示すことによって批判を受けやすくするという文化が乏しい」という点は社会学ジェンダー学を含む)という学問の、法律学と異なる大きな特徴といってよいと思います。

 

たとえば千田有紀氏は博士論文『家のメタ社会学~』において、先行研究の「家」概念を取り上げて批判しながら、千田氏本人は「家」概念の明確な定義を示しませんでした。そのため論文審査委員から次のように問題点を指摘されています:

 

審査の過程では、先行研究の批判的検討は妥当ではあるが、そのうえで論者本人が「家」をどう概念規定するかに質疑が集中した。本人は比較史的なアプローチを採用することが今後の課題であると答えた。その方向での次の発展を期待したい。(引用・終)

http://gakui.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/cgi-bin/gazo.cgi?no=114893

 

しかし本来、博士号というものは人類の知的遺産たるに相応しい内容の博士論文に対して授与されるべきものですから、先行研究の「家」概念を批判的に検討したうえで、自己のオリジナルの「家」概念を明示的に概念規定できてこそ人類の知的遺産たるに相応しい論文ということができるのではないのでしょうか?

 

また千田氏博士論文について審査委員は「先行研究の批判的検討は妥当」との評価を下していますが、この点についても私個人は大いに疑問です。この大いなる疑問については過去記事でも書きましたので興味のある方は下記記事をお読み下さい:千田有紀氏・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(1)~(13) - 松浦晋二郎ブログ

 

 【注意:本記事はブログ主の個人的見解・感想を述べたに過ぎず、特定人に関して断定的・否定的評価を確定するものではありません。人によって物の見方、感じ方は、様々です】