松浦晋二郎ブログ1(連絡先:ivishfk31@gmail.com)

2017年2月から4月まで松浦晋二郎は千田有紀の論文に「千田の博士論文」と「千田の博士論文ではない論文」という全く同一タイトルの2つの異なる論文が存在する事実を知らずに後者を前者であると勘違いしてブログ記事を執筆していた。ところが千田は松浦が上記勘違いをして記事を書いている事実を松浦に教えずに黙ってじっと見ていて松浦のブログ記事数がたまったところで同年4月下旬名誉毀損を理由に提訴した。千田は自己の意思で千田の主張する「名誉毀損」の「損害」を自ら拡大させ続けた。

千田有紀著・博士論文「『家』のメタ社会学」を読む(11)川本彰氏の著書からの無断引用 63頁、159頁

 

1 千田有紀氏は博士論文の中で次のように書いています(青字部分):

 

「家族」の原語であるfamilyは、語源的にはラテン語のfamilliaという語から生じているが、・・・(63頁、159頁)

 

しかし川本彰『家族の文化構造』(1978年、講談社現代新書)32頁には次のように書かれています(青字部分):

 

英語のファミリイfamilyの語源はラテン語のfamilliaである。

 

つまり千田氏の博士論文は川本彰氏の著書の記述と同じことが書いてあります。ところが千田氏は、上記引用個所が川本の1978年の上記著書からの引用である旨、明記していませんしその旨の注釈もつけていません。

 

2 また千田氏は博士論文の中で次のように書いています(青字部分):

 

今日、OED(Oxford English Dictionary)でfamilyを引くと、社会的な家族の意味は四つ
ある。
1.a・The servants of a house or establisment.
2.a・The body of persons who live in one house or under one head,including parents,
children,servants,etc.
3.a・The group of persons consisting of the parents and their children,whether actually
living together or not;in wider sense,the unity formed by those who are nearly connected
by blood or affinity.
4.a・Those descended or claiming descent from a common ancestor:a house,kindred,
lineage

 

一.家(a house)あるいは家庭(establisment)の使用人達、
二.一つの家の内に、あるいは一人の家長の下に生活している親、子供、使用人などの集団、
三.同居あるいは別居にかかわらず、親とその子供たちからなる集団、より広義には血縁あるいは姻戚関係で密接に結ばれている人々の集団(unity)、
四.祖先を同じくする、あるいは同じくするといっている人々、家(a house)、親族、同族。(63頁)

 

しかし上記の日本語訳の部分は川本彰『家族の文化構造』(1978年、講談社現代新書)47-48頁の記述と完全に同一です。

川本は「ところで英語のファミリイの意味はどうか。はじめに最大のN・E・D(Oxford English Dictionary)をみると、ここでは大変くわしく語義として十一通りもあげてある。ここで問題の家族に関係あるのは、その内の一から四までであり、五以下は転義である。それで四までここに訳出しておく。」(『家族の文化構造』47頁)と書いたうえで、

 

一.家(a house)あるいは家庭(establisment)の使用人達、
二.一つの家の内に、あるいは一人の家長の下に生活している親、子供、使用人などの集団、
三.同居あるいは別居にかかわらず、親とその子供たちからなる集団、より広義には血縁あるいは姻戚関係で密接に結ばれている人々の集団(unity)、
四.祖先を同じくする、あるいは同じくするといっている人々、家(a house)、親族、同族。

 

と訳出しています。

千田氏は川本が「N・E・D」と書いていたのを「O・E・D」に変更した上で、川本が行った「N・E・D」の「family」の日本語訳出部分を、川本の著書からの引用である事実を明示することなく丸写しして、博士論文に利用しています。日本語訳出は川本氏が行ったのですから、千田氏はその旨、注釈をつけるなどして明記すべきではないのでしょうか?

 

以上のような千田氏の行為を、学者の世界ではなんと呼ぶのでしょうか?

またこのような行為は、千田氏のキャリアにどのような結果を招来するでしょうか?(

 

 千田有紀著『女性学/男性学』(2009年、岩波書店)169頁において、千田氏は自分の大学院時代について次のように書いています。「大学院時代にお世話になった元指導教員の上野千鶴子先生。・・・『とくべつに指導はしない』と公言されている先生のもとで、本当に自由にやらせてもらいました。

 千田氏は何を「本当に自由に」やらせてもらったのでしょうか?

 

 

 

【注意:本記事は千田有紀氏の博士論文に関して個人的見解・感想を述べたに過ぎず、千田氏に関して特定の断定的・否定的評価を下すものではありません。】